絶対音感とは、音の高さや音色の絶対的な記憶を脳の中に持ち、突然耳にした音でもその音名がわかることです。絶対音感を身 につけていると、音楽を聴いてすぐに覚えたり、すぐに楽器が弾けるようになったり、耳から聴いただけの曲を楽譜に書いたりなど、音楽全般のことがたやすく できるようになります。
従来、絶対音感は生まれつきの特殊な能力と考えられてきましたが、現在では「音感プログラム」を施すことにより後天的に身に付くことがすでに実証されています。
当教室で採用している「江口式絶対音感プログラム」の第一条件は、「年齢が小さいこと」です。
最適な時に始めて頂ければ、約1~2年程で基本和音14個を聞き分けられるようになり、その後単音の分化はピアノの上達と共に促進されていきます。鍵盤上のすべての音が分化された時点で「絶対音感プログラム」は完成です。
絶対音感の完成には、ピアノの習得が必須です
【備考】
アメリカの科学雑誌「サイエンス」(1995年2月3日付)によると、MRI(磁気共鳴画像による断層撮影装置)を使った脳 の調査で、「絶対音感を持つ人は、左脳の側頭平面(言葉の理解力や数学的能力に関係する部位)が右脳の同じ箇所にくらべ2倍ほどの大きさだった」というこ
とがわかったそうです(普通の人は同じくらいの大きさ)。これにより絶対音感が左脳の発達を促していることが生理学的にも証明されています。
(参考文献:譜久里勝秀著「どんな子も100%絶対音感がつく」コスモトゥーワン)